ポンペイ展が京都市京セラ美術館でやってて、ポンペイの出土品たちが来てるから行ってきた。まじで行って良かった。京都に来てくれてありがとう✨ナポリ国立考古学博物館の人、イタリアの人、こんなに沢山貴重なもの日本に貸してくれてありがとうね。
まず、大噴火のとき溶岩が来てそれに呑まれて亡くなった人の遺体の部分って空洞になるらしくてそこに石膏流し込んで形作ったものを見た。火山の噴火を自分の目で見たことないし経験したことないから、どんな速さで溶岩が来るのか分からないけど、人間死ぬ時は頭らへん守るもんなんだね。原爆の爆風で一瞬で亡くなってしまった人達の影みたいにリアリティがあって少し怖かった。
そこからは歴史とか文化をちょこちょこ解説しながらモザイクの壁画とか床絵とか日用品とかの展示が始まった。大方B.C.50〜A.D.100年くらいのものの展示で、2000年前のものなのに文明が完成しすぎててびっくりした。昔の人こんなのも作ってたんだ〜装飾まですごい！！って感想と同時に2000年も経ってんのに何してんだよもっと発展しろや人類とも思っちゃった笑
1番びっくりしたのはこれ
医療器具なんか使っちゃってたのかよ2000年前の人😭すごすぎる。し、こんなに綺麗に残ってんの奇跡すぎる。日本だと縄文とか弥生時代でしょ。銅鏡作って喜んでた時代にこれってやっぱり大陸はすごいな〜
ポンペイ展の目玉とも言える猛犬注意の犬の床絵
これなんかジョジョに出てきたよな〜イルーゾォの回。
この時代の犬って全部どこかアヌビス神を思い出させるフォルムなんよな。ドーベルマンみたいな。プードルとかいなかったわけ？？モザイク絵はカモとか蛇とかワニとか動物がとにかく多かったけど色遣いが細かい上に、目にハイライトあったりしてめっちゃ可愛かった。
途中、古代史のざっくり年表の解説見ながら五賢帝！！大迫害ネロ！！！ペロポネソス戦争！！やば懐かし〜！！！って言ってたら「自分が体験したみたいに言うな笑」って友達に怒られてわろた。あの時代のこと体験できるならしてみたいな。死なない程度に。
これはかの有名なアレクサンドロス3世のモザイク床絵（レプリカ）本物はナポリで修復中らしい。2022年後半にはそれも終わるって映像解説で聞いた。レプリカでもこのサイズでしかもちゃんと床に展示してくれるとなるとまあまあ迫力あったけど、やっぱり本物が見たい。これシート状だったからモザイク絵特有の凹凸とかもなかったし。イタリア行っちゃうか…
今回の1番のお気に入りは↓
脚の装飾、天使かと思いきや…
顔めっちゃおじさん。。。
解説みても富裕層とか商人とか奴隷とか身分で使ってたものとか色々違ったみたいだけど、こんだけの文化できてるってことは全体的見て裕福だったんだろうな。これだけ豊かに暮らしていたのに一瞬で街が無くなったと思うと惜しい気がする。でもあの噴火がなければ今こうやって比較的良い状態のものが出土されたとか無いわけで……難しい。
とりあえずこの展覧会見応えめっちゃあったし古代史そこまで興味ない人でも楽しめると思うから行ってみて欲しい7月何日かまでやってるはず。やっぱりなんでも実物を見るのは面白いし楽しいね。
あとグッズ売り場すっごいちょけてて良かったよ。こんなん誰が買うねんどんなネタやねんってのがめっちゃあった。（柱の抱き枕とか。炭化したパンのイヤリングとか）担当者と友達になりたい。
あ〜同じ会場で先月までやってた兵馬俑の展示行けなかったのマジで悔しい。静岡か愛知まで追いかけようかな。
